10本から1本へそして・・

スタッフブログ

こんにちは、ほんと良い季節になってきましたね、AGL1 スタッフの T.K です。

ドローンの仕事についてからは車が生活の足になっていたので、気分を変えるために先日久しぶりに電車に乗って、

街中に遊びに行きました。

ホームでボケーっと電車を待っていると、前の列に並んでいる男子学生が
スマホでフリックとスワイプを右手の人差し指一本で見事にキー入力をしています。

速いですね。

昨年スマホ利用率がPC を追い抜きましたが彼ら世代(10代~20代)は、すでにスマホが当たり前の環境で育っており、逆に PC を所持せず、この小型コンピュータで世界にアクセスしています。

彼の人差し指の動きを見ていて、色々と考えました。

10数年前まではキーボートを10本の指でパチパチしてインターネットにアクセスしていたのが当たり前でしたが、今では指1本で事足ります。

ジョブスが描いていた世界にすごいスピードで移行しつつありますが、自分の中からアウトプットを出すときには、10本の指を使ってキーボートを介す方法を私はメインにしています。

今でこそ普通にブラインドタッチが出来ます(当時は生産性という概念が自分の中にはなかったのですが)が、
スピードを出すために色々と考えて練習方法を編み出しました。

当時まだインターネットは普及はしておらず、家にはパソコンやワープロすらなかったので、
叔父の使い古しのワープロ(懐かしい。。)を使って『とにかく慣れておこう』と、せっせと毎日練習をしていました。

なぜかと言うと、『これからはコンピュータを使いこなせなければいけない』と頭のどこかで思ってはいたものの、まだコンピュータは高価なモノだったからです。

その時にしていた練習は、「関西電気保安協会」です。

はい、関西人なら、お馴染みの、アレです。

♪関西、電気、保安協会~♪

そうです、この漢字をひたすらタイプしてました。

なぜかと言うと、kannsai, denki, hoann, kyoukai とバランスよく濁点、小さい文字、「ん」、
そして、右利きの人の指が一番動きにくい左手の薬指・小指を使うからです。
(ダッシュ勝平のキメ!が出来る人はすごいですが)

そして、慣れてくると応用編で、「関西電気保安協会」を10回打ち、当時好きで読んでいたシドニーシェルダンの本を10ページ丸写しして、また関西電気保安協会に戻って……を反復練習していました。

当時そこまでアナライズはしていなかったのですが、後々考えたら、もしかして自分にとってはナイスな練習だったのでは!? と回顧しています。

もちろん他にも色々と方法はあるのですが、関西人なのでこのフレーズが染みついており、何か新しい技術や習慣を得ようと思うと、自分が慣れていることから入るのがいいなと思ったのです。

話が脱線しましたが、ホームで彼の指の動きを見ていて……

『でも、また関西電気保安協会は無いよなぁ』と思いました。

感覚的にも仕事的にも必要性を強く感じておらず、どちらか言うと、
もうすぐその指1本も古くなり、遠くない将来に「声」に移行すると思うからです。

さまざまなテクノロジーのおかげで、今まで出来なかった事やものすごく時間がかかっていたことが、短時間で出来るようになり(もしくはしなくてよくなった)、良い時代になってきました。

カミさんに投資だと言って、Amazon Echo 買おうかな。。。(冷汗

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