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本社(箕面ベース)正面入り口

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今、注目度の向上しているドローン(無人航空機)。ホビーとしてだけではなく、航空測量、インフラ点検、空撮、物流、農薬散布など、様々な産業分野における活用が期待されています。
日本国内でもすでに大小様々な企業がドローンを活用したサービスを行っています。
しかし、ドローンの機体そのものを開発・製造している国内メーカーは珍しく、国内で流通するドローンのほとんどが海外製で、しかもその大多数を世界的にも圧倒的なシェアを持つ中国メーカー製が占めています。

当社の主力製品『エアロレンジ』シリーズは、バッテリーとエンジンを搭載し飛行するハイブリッド型ドローンです。ハイブリッドにも複数の方式がありますが、当社が採用するシリーズ型のハイブリッドドローンは、エンジンで混合ガソリンを燃焼させて発電しながら飛行するのが特徴です。
それに対して世界シェア№1と言われる中国メーカーを始め、流通しているドローンのほとんどがバッテリー型です。
ドローンの性能を表す指標で重要なものは、飛行時間と搭載可能重量(ペイロード)ですが、同じペイロードであれば、ハイブリッド型ドローンの飛行時間はバッテリー型ドローンの約5倍となり、圧倒的な飛行時間の差があります。

その優位性は、2018年12月に岡山県和気町で行われた「過疎地域における無人航空機を活用した荷物配送(ドローン物流)の早期実用化に向けた実験」(国土交通省・環境省)でも証明されています。10km離れた集落まで、普段は自動車で配送している生活用品などを、河川上空の飛行ルートを使って届けるという実験で、最大2kgの商品を運ぶために、他社製は飛行時間約15分、飛行距離5~7㎞であったのに対し、当社の『エアロレンジ』はルートを2往復、飛行距離40kmという結果を出すことができました。また、燃料やバッテリーの残量から、100kmは飛行可能であることが確認されています。

今後もドローンは、様々なシーンでの活用が期待され、実際に多様なサービスプロバイダーが生まれている状況ではありますが、現在主流のバッテリー型ドローンでは、その飛行時間の短さから実用の域には不十分といえる状況です。当社のハイブリッド型ドローン『エアロレンジ』は、その点に着目して開発しました。飛行時間の長さだけではなく、取り扱いの簡便性や運用コストの面でも優位性が認められており、前述した実証実験の他にも、民間企業や大学からの受託や共同研究など様々なプロジェクトが進行中です。

モノづくりの現場の雰囲気が漂う

当社は、ハードやソフトの設計から部品の製造、組み立てまで一貫して行っています。独自のアイデアと技術で開発・製造した純国産ハイブリッド型のドローンで、国内のみならず世界のドローン市場での活躍を目指します。

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