株式会社交通電業社と株式会社エアロジーラボにおいて量産型ドローンの製造委託契約を締結

お知らせ

2023年3月1日
株式会社交通電業社
株式会社エアロジーラボ

 株式会社交通電業社(本社:大阪市平野区、代表取締役社長:相薗岳生、以下「交通電業社」)と株式会社エアロジーラボ(本社:大阪府箕面市、代表取締役:谷紳一、以下「AGL」)は、ハイブリッド型ドローンの機体製造に関わる製造委託契約を締結いたしました。

 AGLは、既存のバッテリー式ドローンの最大の課題であった航続時間・距離の更なる延長にむけて試作・改良、飛行試験をかさね、主な動力源である汎用燃料とバッテリーを組み合わせたハイブリッド型ドローンの開発に成功しました。プロトタイプから量産型のドローン設計・製作のフェーズへの移行にむけた課題解決に取り組む過程で、今後の量産・生産体制をどのように構築していくかが喫緊の課題となっておりました。

 一方、交通電業社は鉄道・バスなどの公共交通機関向け製品を75年以上の長きにわたって開発しており、高い品質と信頼性のあるものづくりには定評があります。公共交通機関において最も重要な「安全」の視点に基づく高品質な製品製造が可能な交通電業社と、空を飛行する機体に欠かすことができない「安全」に対するAGLの製品設計へのこだわりが融合することにより、最善の機体開発体制になるとの合意により、本契約の締結に至りました。

 国内では改正航空法の施行に伴い、長距離・長時間飛行ができるドローンに対するニーズが日増しに高まっています。また国外に目を向けると国土が広く、道路の整備もその途上である地域が数多く存在します。加えて、電源設備の整っていない地域も多く、ガソリンを燃料として飛行できるドローンに大きな期待が寄せられています。これらのニーズに応えるため、当社ハイブリッド型ドローンの更なる普及・技術の発展に努めてまいります。

 両社は単なる機体製造の受委託という関係性だけではなく、安全な飛行に不可欠な設計においても交通電業社が公共交通機関向け製品の開発で積み重ねてきた技術ノウハウを新たなモビリティー分野で生かすことにより、お客様が安全に長く使い続けられるハイブリッド型ドローンのご提供を実現してまいります。

【株式会社交通電業社】
株式会社交通電業社は、1947年に創業して以来、一貫して鉄道・バスなどの公共交通機関向けの製品開発に取り組んできました。行先表示器、案内表示器、モニタ装置などの表示装置、防犯カメラシステムや非常通報装置などの安全装置、ドアチャイム装置や扉開閉予告灯などのバリアフリー装置を始めとした多くの製品を開発・販売しております。最近では、次世代表示器である「彩Vision」の製品化、鉄道分野におけるIT技術の普及に伴い、AI技術やIoT技術といった最先端の技術開発にも取り組んでおります。今後は、鉄道・バス分野以外に、航空分野、船舶分野などにも事業領域を拡大してまいります。

Webサイト:https://www.parasign.co.jp/
お問い合わせ:info@parasign.co.jp

【株式会社エアロジーラボ】
株式会社エアロジーラボは、大阪府箕面市に拠点を置き、マルチローター型UAV(無人航空機)の開発、設計、製造、販売等を行っています。国内で初めて、ガソリンエンジンジェネレータを用いたハイブリッド型ドローンを開発し、最大飛行時間は2時間を超えます。2020年度にはAeroRange PRO、AeroRangeQuadの2機種を相次いで開発し、市場に投入いたしました。目視外飛行の運用が解禁された今、ドローンの社会実装に向けて、実用的な機体の開発、製造を加速させてまいります。さらには、本契約を契機に点検、測量、災害対応の分野への展開に一層注力していきます。

Webサイト:https://aerog-lab.com/
お問い合わせ:support@aerog-lab.com

PDFを表示する

aeroglab, AeroRangePRO, AeroRangeQuad, AGL, drone, エアロジーラボ, ドローン, ハイブリッドドローン, プレスリリース, 交通電業社, 大阪, 箕面